主任対談(第三回)

看護主任たちの
「あなたを育てる」

薮中健太 (7階東病棟:全科対応全室個室)
西村真理子(7階西病棟:循環器科・糖腎科)
高埜由美 (5階東病棟:脳外科・内科)

主任として日々どのようなことを意識して仕事をされていますか

薮中 私は、メンバーの育成が一番重要な仕事だと認識しています。具体的には新人教育、若手メンバーの教育、実地指導者のフォローなどです。異動してまだ数ヶ月なので、まずは、メンバーの現状をしっかりと理解すること、それとコミュニケーションを取ることを心掛けています。
西村 固定チームナーシングを進める上で、リーダーを初め個々のメンバーがそれぞれの責任を果たし、成長できる環境をつくっていくのが私の仕事だと考えています。それぞれがどんな風に仕事をしているのかをできるだけ正確に把握して、チーム運営をする上で足りない部分を助言しています。
高埜 病棟再編があり、2部署が合体しました。診療科が違ったので十分予想できたことですが具体的な業務方法が異なりましたので、異動というかたちになっした看護師ができるだけ戸惑いがないようにしながらも、合体したことのメリットを活かした業務改善に力を入れたいと考えています。そのためにも、並行してメンバーの自立心を高め、リーダーを育てて、基本的なレベルが何かをメンバーに認識させていく立場であることも意識しています。

メンバー育成で大事にしていることはどんなことですか

薮中 基本は、メンバーの考えに耳を傾けることだと思います。困っていることは何か、何ができて、何ができていないのか。メンバーの現状を共有することでメンバー自身も気持ちが楽になり、また、私も気に掛けやすくなるので、前向きに仕事に取り組むことができると思います。
西村 私もメンバーの意見に耳を傾けることを大事に思っています。ただ、メンバーから積極的に相談事をするというのは、現実的には難しいでしょうから、声掛けをして、話がしやすいようにしています。そして、悩みや課題の解決の方向を見出して、次のチャレンジを促しています。また、経験年数に合わせて、適切な教育・研修の必要性を提案するとともに受講を推奨するようにしています。
高埜 自部署の教育委員の育成が大事だと考えています。それが、部署全体のメンバー育成に繋がるからです。日常的に声をかけて、悩んでいることや課題に感じていることを聴くようにしています。間違っていることをしていたら、その場で間違いを教え、「なぜ」を問い、本質的にものを考えるように指導するようにしています。

これからどんな職場にしていきたいですか

薮中 私は、すべてのスタッフがお互いに、些細なことでも話しやすい職場にしていきたいと思います。人間には喜怒哀楽がつきものですが、私自身は「怒」を出さないように心掛けています。お互いがお互いの表情を察し、気軽に声を掛けて協力がしやすくなるようにしていきたいです。そして、それぞれが新しい知識の吸収に積極的になり、レベルの高い経験が積める職場にしていきたいです。
西村 例えば、早くチームリーダーになれる人もいれば、なれない人もいます。人はそれぞれ持ち味も違うので、ある基準にだけ照らしてメンバーを育成することはしないようにしています。ここまでできたなら、次はここを目指そうといった感じで、それぞれの持ち味を大事にしながら、一人ひとりが成長していくような職場をつくっていきたいと考えています。
高埜 私もそうですね。例えば、今、私の部署には3人の新人がいます。しかし、三人三様です。個々の特性が、どういう得意分野をつくっていくのかとても楽しみです。また、彼らを指導しているメンバーも指導を通してそれぞれがそれぞれの持ち味を活かして成長しています。私たち職場の環境づくりを担うものとしては、それぞれの個性を活かし、その相乗効果で組織の看護を高めていきたいと思います。