新卒者ローテーション研修の常連部署です。

ICU 山本正子

ICU(集中治療室)利用者の特徴は、定められた入室患者基準に則ったいわゆる重症患者さんです。その為、ICUに初めて勤務する人は、「こんな機械ばっかりの工場みたいなところで自分に何ができるのか」、「本当にやっていけるのか」等負のイメージを持ったり、反対に「いろいろなことが学べる」、「一人の患者さんに深く関われて看護師のやりがいを感じられそう」等正のイメージを持ったりとさまざまです。一つひとつ丁寧に経験を積むことで確実に成長できるという点では他の部署と同じですが、ICUの施設基準の根幹ともいえる2対1看護体制によって、一般病棟よりも深く関わることの出来る環境があり、それを最大限に活かした人材育成を心がけています。新卒者ローテーション研修3部署の内の1部署に必ずICUがあります。治療が最優先され在室日数の期限からも迅速的確な治療が求められますが、同時に真の看護力を磨く事につなげることができます。ですから、新卒看護師の研修を受入れる事は、その指導をする先輩看護師達が心を揺るがされる指導経験をして得する機会になると思っています。
超急性期の緊迫した現場ですから、当然、先輩看護師達は怖いくらい真剣な表情・態度で勤務していますが、厳しい段階を乗り越えた後は、本当にICU?というくらい柔和な表情になり、患者さんやご家族に寄り添うことに何よりも重きを置いて接しています。また、ICUは医療機器が多く、機械に強いであろう男性看護師が複数在籍しています。いろんな意味で(どんな意味かは内緒です…是非来てみてください)頼もしい限りです。若い看護師たちは、お兄さん・お姉さん看護師たちからの叱咤激励を受けたり、優しく諭されたりしながら少しずつ知識や経験を増やし、研修者は研修を終える頃に、配属者は新2年目となる頃には威風堂々とし担うべき仕事ができるようになっていきます。「忙しくても楽しく看護を」をスローガンに、安全な療養生活を送っていただくことは当然ですが、さらに安楽安寧な看護を提供するとともに、今後新たな看護を開発するような視点でも共に成長していきたいと思っています。
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