みんなが笑顔になれる退院支援を目指して

6東病棟は在宅退院支援を目的とした地域包括ケア病棟で、開設されて2年目の若い病棟です。一般病棟や特殊部署に比べ、若干スタッフの平均年齢は高め?ですが、先輩ナースが「人生の色々な経験の引き出し」を出しながら若いスタッフに寄り添って、看護を提供しています。病床数は一般病棟と同じく40床ですが、診療科は、入院対象となる患者様の疾患自体が問題ではなく、“在宅復帰される方”ということなので全診療科対応ということになります。即ち、病状的に急性期を脱し、あと少し退院に向けてリハビリが必要であったり、在宅介護サービスの検討や介護施設への調整を要する患者様を受け入れています。また、寝たきりであっても家族の理解や協力があれば退院後のケアを指導し自宅復帰を促進する場合もあります。
特に重要だと考えているのは、スムーズな退院調整を行うことです。それには、入退院を繰り返さないための体力づくりや、栄養状態の改善にむけた関わりが必須です。これは、看護職だけがシャカリキになっても効果的とは言えず、リハセラピストや管理栄養士、社会福祉士等多職種が協働することによって実現しますので、私たちの病棟では、多職種で形成する「ハッピーカンファレンス」と称したカンファレンスを毎週行っています。常に患者・家族の意思決定を大切に考え、それを実現させるために、医療者側が一方通行的に考えるのではなく、自宅での生活をするための具体的必要動作を考えるIADL(手段的生活動作)をリハセラピストとともに考えています。さらにセラピストだけに依存するのではなく、食事や排泄等療養生活をサポートする中で様々な動作確認をし、あらゆる場面で自立していけるように看護師も援助しています。
また、身体と心のリラクゼーションを目的とした毎日のラジオ体操や週に一度の風船バレーといったレクレーションの充実も看護スタッフが主導して行っています。意外にも患者様は白熱して風船を追いかけます。それらが功を奏して可動域拡大につながったりもします。こうした働きかけすべてが、「患者様のやる気」を引き出すことにつながっているのだとスタッフみんなが体感しています。また、私たち看護スタッフのトレーニングの一環でもありますが、退院前の家屋訪問に向かうリハセラピストに同行させてもらい、実際のセルフケアの動きの確認や介護サービスについても学んでいます。まだまだ看護師中心の退院調整ができていないのが現状です。退院支援方法の確立に向けての取り組み課題が山積みですが、「患者に寄り添う看護」を心掛け、一人でも多くの患者様が笑顔で退院できますようにスタッフ一同日々頑張っています。
患者様にだけでなく、スタッフとともに寄り添える仲間、大募集です!